学校の怪談
「ちょっと、お話したい事が…」

先生に頼み俺等は視聴覚室で話す事にした。
「で、話たい事とは?」
先生は品のある、40代後半の女の人だった。
「真由って子知ってますか?」
「真由ね…何人かいたから、誰の事か…」
「何年か前に自殺した子です!」
先生は少しびくっとなった。


少し間をあけてから。
「えぇ、居たわね。その子がどうかした?」「その子…何年前くらいに自殺したんですか?」
「そうね、七年前ぐらいかしら。私はその子の担任だったしね。」
「!!」
この、先生だったら親がどこに居るかわかるかもしれない。
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