―Destiny―
■ 大将side
※大将side※
きっと、こうなることを予感していた。
『柚と付き合い始めたんだ』
奏汰が俺に打ち明けてくれたときから……――。
『よかったな』と祝福したけれど、大きな不安を抱えたことは事実。
奏汰と柚ちゃんを取り巻く環境が、あまりにも酷なものだったから。
「……諒子さんが?」
「……はい」
いつものように店の裏口からやって来た、柚ちゃんの学校の教師。
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