アタシだけの君♪
家に着いてすぐ、自分の部屋に閉じこもった。
親は帰りが遅いからいない。
ベットにうつ伏せに寝ると、少しだけ落ち着いた。
そう思えば、あの女の子知ってる。
トモと同級生の有紀(ユキ)ちゃん。
アタシのクラスの男子が『カワイイ』って言ってたなぁ...。
『お嬢様って感じだよな~』なんて夢見てるみたいに。
それに比べて、アタシなんか『番長』だし?
『お嬢様』と『番長』
なんて、彼女にするとしたら『お嬢様』に決まってるじゃん。
悲しくなったアタシは、そのまま眠りについた。