哀想。
何をするってわけでもなくダラーっとしていた。
でも飽きることは決してなかった。

優亜がいつも出してくれる手作りのお菓子が、何よりも美味しくて口いっぱいに頬張り、お腹いっぱいになって眠くなる。
こんな感じでいつも時間は8時を過ぎていた。
数学の時間はあんなに長いのになぁ…

『ぢゃあ、そろそろ帰るね』

「んー。明日ねー」



特別な話しをするわけでもなく、はしゃぐわけぢゃないけど、楽しかった。
これが私の1日。

怒鳴り声を聞き、
逃げるように学校へ行く。
朝1番に大切な人の「おはよう」を聞く。
授業中に眠くなり
手紙がジャストミート。
送り主の家へ行きただひたすら喋る喋る喋る。
…帰ったら
頭痛をただひたすら耐える耐える耐える。
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