哀想。
家に着き耳をふさいで朝と同様、逃げるように部屋へ向かった。

「愛果!!ただいま位言ったらどうなの?!」

最近じゃ全ての言葉に角があって、答える気なんてなくなった。

…いったいいつからこんな家になってしまったんだろぅ?

そしていつになったら終わりを向かえるんだろぅ?


答えなんかいつも見つからない。

そしていつの間にか眠ってしまう。
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