不良君と私の恋愛物語
「は?なんでそんな事言えんの?」

そう言った一樹の目は怖かった。

「え…。だって…。」

しどろもどろ喋り出した私の言葉を遮って一樹が強い口調で喋りだした。

「お前みたいに普通の家庭で、親が優しくて。そんなお前に俺の気持ちなんか分かるわけないだろ?!」

「…っ!」

「お前、ウザイ事言うな。」

「ちょっ!一樹言い過ぎ!!」

誠人クンが慌てて言った。

「あ?うるせー。」

「今日はマジ荒れてんね。」

聡クンが冷静に言う。



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