不良君と私の恋愛物語
通じ合う心
朝。
美里から電話がかかってきた。
「もしもし?」
「一樹?いまから行こうと思うんだけど、冴子が電話に出なくて…。」
「そっか…。」
俺は美里と待ち合わせをして冴子の家に向かった。
「え…?ここ…?」
「うん。ちっちゃくてびっくりでしょ?私も最初来た時びっくりした。」
ホントに小さいアパートだった。
ここに一人で暮らしてるのか…?
ピンポーン
「冴子~?いる~?」
しーん…
「いないのかな?」
ピンポーン
また鳴らしてみた。