不良君と私の恋愛物語
しばらくすると美里が帰って来た。

「消化の良いものも買って来た!」

「ありがとう。脱水症状とちょっと栄養失調だって。」

「そっか…。可哀相に…。」

「俺のせいだよな…。」

「そんな事言ってないよ。昨日言ってた事ホントなんでしょ?」

「えっ?」

「冴子を好きって事。」

「あぁ。もちろん。ほっとけないんだ。」

「そっか。良かった。冴子の事ちゃんと支えてあげてね。」

「もちろん。」

「良かった。」

ちょっと話した後、美里は帰ってった。

俺が責任持って看るからって。

冴子が起きるまでベッドの横に座り手を握っていた。

苦しそうな息遣いをしていたのが少し落ち着いてきた。



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