不良君と私の恋愛物語
第二章

甘える事

「おはよ。具合はどう?」

「ん。だいぶ良くなったよ。ありがとう。」
一樹は心配だからって朝まで一緒にいてくれた。

気持ちが通じ合ってから顔を合わせるのが少し恥ずかしくなっちゃった…。

「冴子?」

顔を覗いてくる一樹。

「一樹。ありがとうね。」

笑顔で言うと、一樹は照れくさそうに頭をかいた。

「なんか食べる?フルーツとかヨーグルトとかあるよ。」

「うん。じゃぁヨーグルトもらおうかな…。」

「分かった。持って来るから待ってて。」

私の頭を撫でて台所に向かった。

この部屋に一樹がいるなんてすごく不思議…。



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