不良君と私の恋愛物語
「用意が良いな。」

「うん!憧れだったんだっ!動物園デート☆」

「そっか。うわ、うまそ!いただきます。」

嬉しそうにお弁当をつっつく一樹を見て微笑ましくなった。

「美味いっ!」

「ホント?良かったぁ!」

「弁当作ってもらってこういうトコ来るの初めてだから。」

「そうなの?」

「初めてが冴子で良かった。」

おかずを頬張ってる一樹。

私も。

初めてが一樹で良かったよ?

でも。

恥ずかしくて言えなかった。




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