不良君と私の恋愛物語
夕方まで私達は動物園を見て回った。

最初から最後まで私ははしゃぎまくってた。

「ねぇ一樹!最後にあれっ!」

指差した方を一樹が見る。

「観覧車?」

「うん!乗ろ?!」

一樹の手を引っ張って観覧車の列に並んだ。

「観覧車ね。乗るの夢だったの。」

「そっか。じゃぁその夢叶えてあげましょっ。」

「ありがとっ!」

ニコニコしてる私の頭をポンポンと撫でた一樹。

ホントに幸せ。

「次の方どうぞー。」

「はーい!」

張り切って乗り込む私に続いて乗る一樹。



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