不良君と私の恋愛物語
さっきまで居酒屋で言い合ってあいつだった。

何が起ったのか分からなくて動けなかった。

ただ震えてた。

あいつは私に自分の上着をかけて起してくれた。

「大丈夫か?ーじゃないよな…。」


「うぅーっっ……。」

「…。ごめん…。もっと早くみつけてあげれば良かった…。」

そう言うと。

ギュッと。

包んでくれた。

良く分らないけど。

私はあいつの腕にしがみついて震えながら泣いた。

そのまま意識を失った。


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