不良君と私の恋愛物語
「冴子チャン…?」

「え…?」

上を向くとそこには聡クンがいた。

「こんなトコで何やってんの?!ってか大丈夫?!」

私を支えながら近くの公園のベンチまで連れてってくれた。

「なんかあったの?」

聡クンの問い掛けに答えられなかった。

「手、怪我してる。大丈夫?タオル濡らしてくるから待ってて。絶命動いちゃダメだよ?」

こくんっとうなずいた。






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