不良君と私の恋愛物語
ブーブー

「聡?」

なんだろうと思いながら電話に出た。

「もしもし?」

「あ。一樹か?」

「どうした?俺今ちょっと忙しくて。」

「もしかして冴子チャンの事?」

「えっ?!冴子どこにいるか知ってんのか?!」

「あぁ。道端で座り込んでたんだよ。ちょっと怪我してて。」

「どこだっ?!どこにいる?!」

「〇〇公園。不安そうに泣いてるから、早く来てやってよ。」

「分かった!」

携帯をパタンと閉じると公園に向けて走り出した。

道端に座り込んでたんだ?

怪我してる…?

どういう事だ…?!

無我夢中で走った。



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