不良君と私の恋愛物語
「ほら。一回座ろっか…。」

「うん…。」

「大丈夫か…?」

「うん…。」

みんな心配そうに私を見てる。

あぁ…。

私、何やってるんだろう…。

みんなに心配かけて…。

「ごめ…ごめんなさい…。みんな…ごめんなさい…。」

「冴子。」

「ごめんなさい…。」

「冴子。」

「ごめんなさ…。」

「冴子っ!謝らなくていいから。誰も怒ってないから…。」

ギュッと抱き締めてくれた。

私は泣く事しか出来なかった。

「大丈夫だよ。」

背中を撫でる一樹。

「みんなついてる。」



< 156 / 257 >

この作品をシェア

pagetop