不良君と私の恋愛物語
「冴子。俺は冴子が必要だよ?重いなんて思わない。」

「うん…。」

「冴子は?」

「え…?」

「俺の事。重いって思うか?」

まさかそんな事聞かれるなんて思わなかったからすごくびっくりしてしまった。

言葉が出ず、ただ首を横に振った。

「良かった。俺が幸せにするよ。」

「うん…。」

ポンポンっと私の頭を撫でる。

「さっ。みんな向こうで待ってるよ。行こう!」

「うんっ!」

一樹と一緒なら大丈夫。

一樹が横にいるだけで幸せな気分になれるから。

一樹。

いつもいつもありがとう…。

いつかこのありがとうをお返しするからね…。
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