不良君と私の恋愛物語
「あの時は、ホントに男子がキライだったの。ごめんね?」

ううんっと首を振る。

「男性不信って言うのかな。とにかく信用出来なくて。美里から聞いたかな…?」

ちょっと気まずそうに下を見る誠人クンと聡クン。

一樹は真直ぐ私を見てた。

「もう恋愛なんてしないって思ってた。でも、一樹は違ったみたい。」

一樹を見ると、私の手を握った。

「見せつけてくれますなぁ~!!」

からかう誠人クン。

「ふふっ。ごめんね(笑)誠人クンも聡クンも。友達になってくれてありがと!最初は金パな集団でなんだ!?って思ってたけどね(笑)」

「ひでーよ冴子チャンっ!」

泣き真似をする聡クン。

「でも、優しいもんね!みんなっ☆自慢の友達だよっっ!」

目の前でピースをしてみた。

「さー!!みんな飲もうぜっ!」

「うんっっ!!」

みんな次から次へとお酒を開けていく。

話も弾んでいつの間にか時間はすぎていた。


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