不良君と私の恋愛物語
私はしばらく加藤一樹の胸の中で泣いた。

「落ち着いた…?」

「…うん。」

優しく自分の体から離した加藤一樹。

ちょっと考えてから自分がすごい事してたって我に返った…。

とてつもなく恥ずかしくなり彼からとっさに離れた。

「ごっごめん!」

恥ずかしーっっ!

何やってんだろ、私!

あたふたする私を見て彼は笑った。

「プッ(笑)お前天然?」

ふっと見せた笑顔は少年の様で昨日とはまるで別人。

「っっ!!」

ホント恥ずかしい!


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