不良君と私の恋愛物語
しばらくしてから、私たちは一樹の家に戻った。

「風呂先に入って来ていいよ。寒かっただろ?」

「ありがと。じゃぁ、お言葉に甘えて‥。」



チャポン‥

はぁ‥。

あと何時間だろう?

明日の今頃にはきっと夢から覚めちゃってるだろうな‥。



「上がったよー。」

「おう。じゃぁ、俺も入ってくるから待ってて。」

「うん。」



はぁ‥。

一人で居ると考えてしまう。

ベッドにダイブすると枕からふわっと一樹の匂いがした。

「一樹の匂いがする‥。」

安心する匂い。

この匂いに包まれてると幸せな気分になれる。

あんなに男キライだったはずなのに、一樹は違ったんだよね。

一樹‥。

スキなのに‥。


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