不良君と私の恋愛物語
「何してんのー?」

お風呂から上がった一樹がベッドに座る。

「んー。一樹の匂いがしたの。」

「そっか?毎日使ってるからな(笑)自分にはわからんけどなー。」

「一樹の匂いって安心するんだよ?」

「俺だって、冴子の匂い安心するよ?」

愛しい笑顔がそこにはあった。

「一樹‥。」

「ん?」

「キス‥して‥?」

自分で言って凄く恥ずかしくなった。

「やっぱいいっ!!!」

枕に顔を伏せて隠れた。

「ヤダ。こっち向いて?」

「‥‥。」

「冴子。耳まで真っ赤‥。」

うそっ?!恥ずかしくなってガバっと起き上がって耳を押さえた。

「捕まえた。」

そう言って甘いキスをしてきた。

「今日は寝かさないよ?」

「え‥?」

「冴子、愛してる‥。」

静かにベッドに押し倒した。

「私も‥。」

何度も愛し合った。

これで終わりだからって、一樹を感じた。

そしていつの間にか眠りについていた‥。
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