不良君と私の恋愛物語
「私もクリスマスプレゼント‥。」

そう言ってバックから包んであったプレゼントを出した。

「これ‥。気に入ってもらえるか分からないけど‥。」

「俺に?すっげーうれしいんだけど!」

ニコニコしながら包み紙をはがしていく。

「うわ!財布じゃん!すっげーうれしい!大事に使うよ!」

「うん。ありがと!」

25日のクリスマスは誰にも邪魔をされたくなかったから、一樹の家でDVDを見たりしていた。

「どこも行かなくていいの?」

「うん。いいの。」

「そか。」

DVDなんか見てなかった。

さっきからずっとなんて言おう‥。

それしか考えてなかった。

どう切り出したらいいの‥?

指輪もらって、あんな素敵なこと言われて‥。

決心が揺らいじゃうじゃない‥。





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