不良君と私の恋愛物語
困惑した顔をしている一樹。

さっきまで幸せの頂点にいたんだもんね‥。


私だってこんなこと言いたくない‥‥。






「なんで?指輪、喜んでたじゃんか!好きだって言ってたじゃんか!」


興奮し始めてきた一樹。



「なぁ!ウソだろ?!何言ってんだよ?!」


肩を揺らしながら問い詰める。


「もう、終わりにしよ‥。」

「は?!言ってる意味分かんねーから!」

「だから、もう別れるって決めたの!」

「何でだよ!?」

「もう‥。一樹は全然分かってないんだよ‥。」

「は‥?!」

涙が出そうなのをグッと堪えて私は言ってしまった。

自分が言われて傷ついたハズなのに‥。

その言葉を言ってしまったんだ。








「重いんだよ‥。」








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