不良君と私の恋愛物語
「あ、あの…。私、もう別れたから…。携帯も持ってません。」


必死に言っても聞いてくれない。


「じゃあ、この指輪は何?そんな言葉信用出来ねーし。」

左手を見て言った。


別れてからも好きだから、つけたまんまだった。


「おい!バックの中調べろ!!」

一斉に私のバックに手が伸びた。

バックを逆さまにして中身を全て出してみても持ってない携帯は出て来ない。

「ナイっす!」

チッと舌打ちをしてる渡辺は相変わらず押し倒したまま冴子を睨み付けている。

「じゃあ、いっか。」


なにが…?


そう思った時にはもう遅くて、あいつに唇を塞がれていた。






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