不良君と私の恋愛物語
「んーっ!!」

必死に抵抗してみても、体力のナイ私には無意味な事だった。

一樹との思い出が汚されてるようで苦しかった。

気持ち悪いよ…!!

「止めてーっ!!」

大声を出した。

「お前っ!ざけんなよっ!」

バシッ!

怒りに任せて私を殴る。

「お…願い…。止め…て…。」

涙を流しながら必死に訴える。

「じゃあ、あいつがどうなってもいいの?」

意外な言葉に驚いた。

「え…?」

「あいつ、推薦で大学決まってんだろ?問題起こせば推薦取り消しって事。止めてもいいけど、どうする?」


勝ち誇ったような顔で見下ろす。




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