不良君と私の恋愛物語
「んーっ!!」

ヤダっ!!

拒否しようとすると一樹がどうなってもいいのかって言ってくる。

どうしようもなかった…。

すると。

「やっぱ、あいつの前でするかな…。」

ボソッと呟くと私の指から指輪を抜いた。

「何するの!?」

驚く私を尻目に指輪を仲間に投げると。

「これあいつのトコ持ってけ。」

そう言ったあと、私を近くの柱に縛り付けた。

「あいつ来るまで大人しくしててね。」

「ちょっ!一樹には何もしないって言ったじゃない!!」

「んー。気が変わった。」

「一樹には手を出さないでっ!!」

一樹という単語を出した瞬間、渡辺の目付が変わった。

バシンッ!

「うっ!!」

「あいつの名前を出すな!!殺されたいのか!?」

「っ!はぁ…。一樹の為なら…。それで気が済むなら殺してよ…。」

バシンッ!!バシンッ!!

何回も私を殴る。

「っ…。」

私は気を失ってしまった……―――――




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