不良君と私の恋愛物語
「‥な、んで知ってる‥?」

なんでこいつが知ってるんだ‥?

「昨日、会ったんだよ。冴子ちゃんに。」

「お前、会ってどうするんだよ?」

「謝る‥。俺は、やっぱり冴子じゃなきゃダメなんだよ‥。」

「そっか‥。公園行ってみるか?」

俺たちは冴子を探しに公園まで行った。

「いないな‥。」

ベンチに目が行った。

なんか置いてある‥?

走ってベンチに行くと、そこには思いもよらないものが置いてあった。

指輪‥‥‥。

『●●倉庫。良いもの見せてやるよ。』

メモにそう書いてあって、指輪が乗っていた。

紛れも無く、クリスマスに俺が冴子にあげた指輪だった。

「どういうことだ‥?!」

頭が回らない。

意味が飲み込めない‥。

「もしかして、冴子ちゃん‥!!」

聡が急に険しい顔になった。

「どういうことだよ!?お前なんか知ってんのか?!」

聡に詰め寄る。

「昨日‥。」

「昨日が何だよ!?」

聡の胸倉を思いっきり掴んだ。



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