不良君と私の恋愛物語
「だから、そう簡単にはいかないって。」

クスっと笑うと、冴子に向かって歩きだした。

「やめろ‥!」

俺は男数人に押さえつけられて動けないでいた。

「いただきまーす♪」

冴子に縛りつけられていたロープがはずされて、渡辺は冴子の上に覆いかぶさった。

「っやめろー!」

ニヤニヤしながら冴子の体中をなめまわす。

「‥いやッ!やめッ!!!!」

冴子の意識がはっきりしてきたのか、拒絶し始めた。

「だーかーら、昨日も言ったけど拒んだらあそこに居る君の大事な人がどうなってもしらないよ??」

渡辺が俺の方を指指しながら言った。

昨日も‥?

「あ、ちなみにね。今日はお前に何かするって言ったら、冴子チャン素直にこんなとこまで来たんだよ?感謝しなくちゃだよねー?」

俺に向かって言った。

なんだよそれ!!!

俺の為なのかよ‥!?

ふざけんなよっ!!!!

ワナワナと力が蘇ってきて、押さえつけてた男たちを吹っ飛ばした。

「ふざけんなー!!!!」



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