不良君と私の恋愛物語
「かずき‥には‥心‥ぱい‥。する‥人‥。たくさん、い‥るから‥‥。」

「お前だって、俺が心配する!誠人も聡も、美里だっているだろ?!」

ううんと首を横に振った。

「親‥が、い‥る‥でしょ‥?一樹。おや‥かなし‥ま‥せちゃ‥だ、め‥。」

そこで冴子の意識が完全に無くなった。

「冴子‥!?冴子!!!」

救急車が車での間がものすごく長く感じた。

傷口を押さえてたものがすぐに真っ赤に染まる。

しばらくして救急車が到着した。

救急隊員がすばやく冴子を救急車に乗せると行ってしまった。

俺も行くと言ったけど、頭から流れてる血を見てダメだと言われ手当てをしながら違う救急車に乗せられて病院に向かった。

病院に到着したときには冴子は緊急手術中で会えることは出来なかった。

手術室の前で聡と誠人と待つことしか出来なかった。

しばらくすると血相を変えた美里がやってきた。

「何があったの‥?!冴子、大丈夫だよね‥?!」

そういわれても、答えに困ってしまってうつむいてしまう聡と誠人。

「ねぇ!大丈夫だよね‥?!」

「大丈夫に決まってんだろ!死ぬわけない!!!」

俺が叫ぶと、みんな黙ってしまった。

死なせるもんか‥!

俺のために死ぬなんて許さない‥!!



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