不良君と私の恋愛物語
「俺はB型だ‥。」

「俺も‥。」

申し訳なさそうに聡と誠人が言う。

「私Aだ‥。」

続いて美里が言った。

「俺‥!俺がO型です。俺の血を分けてください。」

「あなたは怪我をされてるから‥。」

看護婦さんが言った。

「これくらい平気です!中に居る冴子はもっと苦しんでるんだ!早く、俺の血を分けてください!」

迫力に負けたのか、こちらへどうぞ、と部屋に案内された。

血を抜かれた後は、思ったよりグッタリしていて動けないで居た。

冴子、生きてくれ‥。

いつの間にか寝てしまっていた‥。



























「一樹!一樹!!!」

誰だ‥?


「起きろ!!一樹!冴子チャンが‥!!」

その言葉にハッとしてガバっと起き上がった。



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