不良君と私の恋愛物語
ピ--------

「冴子チャン?!冴子チャン!!」

「冴子!嫌だよ!逝かないで!戻ってきてよー!!!!」

みんな騒いでいる。

何?

何が起こった‥?

「おい!一樹!何突っ立ってんだよ!!!!」

その言葉にハッとした。

医者が心臓マッサージをしている。

「もう‥。」

気まずそうに医者がみんなを見渡していた。

「ふざけんな!冴子が死ぬわけないだろ!!!!」

俺は医者を押しのけると冴子の手をとった。

「冴子!何してんだよ!早く起きろよ!俺のトコに帰ってきてくれよ!」

ピーっと機械音がうるさい。

ポケットから指輪を出すと、冴子の指にはめた。

「冴子!帰って来い!もう離さないから!お前しかいないからッ!幸せにしてくれよー!!!」

病室中に響く俺の声。

すすり泣く声。

もうホントにダメなのか‥?!

こんなんであきらめたくねーよ!!

















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