不良君と私の恋愛物語
「今日は冴子チャンの退院祝いで、パーティーしちゃいますかぁ!」

「するするー!!一樹の家で決定ー!」

張り切りまくりの3人サン‥。

「買い物してから行くから、お二人サンは先に帰ってなよ。」

「ありがと。お願いします!」






2人きりになって、急に静かになっちゃった。

ふわぁーっと春の生暖かい風が吹いた。

入院している間に季節は春へと変わりつつあった。


「あったかいね。」

「だな。でも、風邪引くなよ?」

「うん。ありがとう。」


その言葉があったかいよ。

最初で出合ったときは、キライだったのに。

今じゃこんなに大好きなんだもんね。

両親がいない私には、愛されるってあったかいものだって知らなかった。

一樹に出会って、初めて愛されてるって思って。

幸せだよ?

すごーく幸せ。

一樹の隣にいるって、幸せだよ。










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