不良君と私の恋愛物語
校門で女子に囲まれてたのはあの時居酒屋にいた男子組だった。

「えっ!?美里!?」

とっさに美里を見た。

「ちっ違う!私呼んでないよ!!」

美里は焦ったように言った。

「じゃぁ…なんで…??」

きっと。

私じゃないっ。

きっと。

女子高生ナンパしにきたんでしょ…。

私じゃない。

そう思ってるんだけど、心臓がバクバクしてる。

私は加藤一樹の横をすーっとすり抜けて帰ろうとした。

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