不良君と私の恋愛物語

男子=キライ

「おはよー!」

「冴子~♪おはよ♪」

高校入って出来た友達。

田中美里。

同じ名字って仲良くなったの☆

「美里ぉ…。宿題見せてっ!!」

「またやって来なかったのぉ??全くもぉ~(笑)」

「テヘっ★」

舌を出してごまかしてみた☆ごまかしは上手い私っ!

休み時間になんとか写し終わった私。

宿題なんて。

してる暇ないもん。

生きて行く為にバイトしてるんだもーん!

「冴子~。日曜遊ばない??」

日曜…。バイトないしなぁー。

たまには良いかな★

「いいよぉ☆どうしたん??」

「合コン☆たまには良いでしょー♪」

「えぇー。私男子には興味ないから。何の為に女子高来たのよぉ。」

「お願いっ!」

「ヤダぁ~。お金勿体ないっ!」


「一生彼氏出来ないよぉ!?」

「そんなもん一生いらんっっ!」


あーあ。二言目には男、男ってー!

男なんて信用できない。

中学の頃に裏切られて以来男なんてキライだ。

「今回は諦めるよ…。」

しゅんっとする美里。

「いや。今回でも次回でも無理だから!」

いくら美里の頼みでも無理だもん。

あんな思いしたくないもん。


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