不良君と私の恋愛物語
病院に運ばれてから冴子は精神安定の点滴を打たれて落ち着きを取り戻した。

点滴が終わってからしばらく目を覚まさなかった。

俺は横たわる冴子の横で手を握り締めながら瞼が開くのを待って居た。

あの時一人にするつもりなんてなかった…。

でも結果的にそうしてしまった…。

あんな目に合わせたくなかったのに…。

そんな事を思っていると。

冴子が目を覚まし始めた。


< 89 / 257 >

この作品をシェア

pagetop