鈴音
 ホームルームが終わったあと、森里さんと大野さんが俺の席に来た。

「奏くん、もしよかったら実行委員手伝ってくれないかな?」


あまり聞きたくはないセリフだったが、森里さんが追い討ちをかけるように言う。

「私も手伝うことにしたんだけど、二人じゃ自信なくて…。」

二人の天使が助けを求めているため、しぶしぶ手伝うことにした。

「いいよ。あまり役に立てないかもしれないけど、頑張るよ。」
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