鈴音
案を決めたその次の日から、それをずっと繰り返している。

パソコンを使って文字を打ち込むという提案もしたが、手書きのほうがいいという大野&森里ペアの意見によって、2秒で自分の意見をボツにした。

 作業を始めた日から二人での会話は、はずむことが多い。

「こんな場所に行ったことがある」

「休みの日はこういうことをしている」

などそんなことを話しながら仕事を進めていく。

ありきたりな表現をすると「薔薇色の高校生活」ってわけだ。
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