鈴音
 バスで移動すること20分、多少賑やかなところまで出てきた。

森里さんの隣を歩き、二人で靴屋さんに入る。

二人で店内をまわっていると、森里さんはサンダルを一つ手にとる。

「これなんか、かわいいなぁ!」

「もしかして…それがミュール?」
と恐る恐る聞いた。

「そうだよ?」
と森里さんは答える。
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