神消し
「あらー、博。あんた今起きたのー?」
博「…母さんいるなら何で起こしてくれなかったんだよ。」
「母さん朝から町内清掃で今帰ってきたのよー?昼食、用意してただけでも有り難いと思いなさい。」
博「ふーん…。それより、今日カズキと加賀来るけど何かお菓子とかある?」
「カズキちゃん来るの!?なら母さんケーキ買いに行ってくるからそれまで我慢してなさいなvvv」
博の母も加賀とノリが近いので博今日三度目のため息をついた。
母がケーキを買いに行ってしばらくしたらカズキが訪ねて来た。
カズキ「こんにちは、博先輩。」
博「よぉ、カズキ。まー上がれよ。」
カズキ「お邪魔しまーす。」
博はジュースとコップを三つだけ持ってカズキを連れて二階の自室に上がった。博はどうせ加賀は窓から入ってくると予測し、窓を開けておいた。
博たちが部屋に入ると同時に加賀が窓から入ってきた。加賀は窓の縁のところで中腰の態勢で行動を止め、カズキをじっと見つめた。
< 13 / 61 >

この作品をシェア

pagetop