神消し
カズキ「どうしたんです?加賀先輩??」
加賀「誰や由清って!?名前からして女の子やなッ!?」
女性問題になると反応がいい加賀。呆れる三人。
由清「俺が由清だ。」
加賀「はぁッ!?何やぁ、あんさんのことかいっ!女みたいな名前なんやな〜!」
由清がまた怒るのではないかと博は焦ったがカズキのことばに由清の怒りは押さえられた。
カズキ「加賀先輩、それって偏見ですょ…。」
由清「俺にそんなこと聞きたくて集まってたわけじゃないだろ。」
由清は全てを見通しているかのように言った。博は一つ気付いたことがあった。
博(さっきから悪態つきながらも加賀を見てる…?)そう思ったが思考はすぐに停止した。
カズキ「由清さんでしたよね?失礼ですけどあなた一体、何者なんですか?」
少し真面目な雰囲気に入った。博、加賀、カズキの視線は由清に向けられた。
由清は少し躊躇しながらも答えようとするがなかなかことばが出ない。
しかし決心がついたらしくただ一言口にした。
由清「俺は……………山神の…子だ……………。」
四人の間に沈黙が流れた。
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