神消し

加賀「まじ！？」
由清「一般人にも見つからないようにしないといけないだろう。」
博「まぁ、それはそうだけど…。」
由清「とりあえず今日はここまでだ。また１０日後に。」
そう言って由清は姿を消した。部屋に残った三人はおもむろに武器を見下ろした。
カズキ「何か…。僕達普通の中学生じゃなくなってきてますね。」
博「まさか本物の武器を手にするなんてなぁ…。」
加賀「それよかカズキっちは弓道練習するアテあんの？」
カズキ「はい。クラスに二人ほど弓道部の友達はいるのでその問題はないですけど短期間でうまくいくかが…。」
不安げな顔をしたカズキの肩に手を置いた加賀が言った。
加賀「大丈夫やて！俺も博やんもおんねんからッ！」
カズキ「……はい！」
博「それよりこの物騒なモンをどこに隠すかだよな。」
改めて三人は武器のやっかいさに気が付いた。
加賀「刀はまだ隠しようがあるけど槍と弓矢はなぁ…。」
カズキ「持ってかえるのにも人目をひきますよね。特にspearは。」
加賀「槍持ってかえるにははまだえぇねん。俺窓から出入りしよるんやから。問題は弓矢をどう持ってかえるかや。」
加賀が弓矢を横目で確認しため息をついた。