神消し
カズキ「加賀先輩、進んでますか?」
隣で宿題をしている加賀の様子を伺った。 

…………。 
カズキ「…………………………。全く進んでないじゃないですか!!!」

宿題をしているはずの加賀はノートの端全ページを使ってパラパラ漫画を描いていた。
加賀「どや!力作やで!?ボクサー描いたんや。ランニングから縄跳び。で、サンドバックに打ち込んでスパーリングでKO勝ち☆までの流れや!!」
博「お〜〜!!すっげぇ!!」
加賀「せやろ?ここまできたらパラパラ漫画と言えど芸術や!」

カズキは呆れて物も言えない状態だ。 
カズキ(━━━あと9日しかないのに何でこんなに悠長にしていられるんだろう…………)
カズキ「………。加賀先輩、もぉ手伝うのやめましょうか?」
加賀「ひどいゎカズキっち!」
カズキ「なら真面目に取り組んでください!」
カズキが少し怒っているのを感じた博と加賀はそれからしばらく黙々と宿題に励んだ。
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