神消し
蜩が鳴く頃、前日から泊まりこんでいた(正確には明け方からなのだが)カズキと加賀はさすがに博の両親に迷惑をかけてしまうことと自分たちの保護者が心配するであろうと考え(加賀の家は博の家の真隣なので両親は心配することはないのだが)各自自宅に戻った。
カズキ「じゃあ、博先輩、おばさん、お邪魔しました。morningもlunchもおいしかったです。」
博「おー!じゃあ二人ともまた明日なー!」
「いいえ、お粗末さまでした。カズキちゃん、祐一くんまた明日も昼食用意して待ってるわね。」
加賀「オバチャン、明日はソーメンな!!」 
博「何注文してんだ!!」
「安上がりでいいわよ。」
こうして博とその母に玄関で見送られてカズキと加賀は啓桜家を後にした。
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