神消し
13時が過ぎた頃、根詰めて宿題に励んだ三人は空腹を感じ博の母が用意してくれていた冷たい素麺を食べることにした。 
加賀「博やーん、お茶漬けの素ある?」
博「あるけど…お前飯まで食う気か?!」
加賀「ちゃうて!お茶漬けの素を普通に白湯で混ぜるやん?それに氷入れてソーメンつけて食べるとごっつうまいねン!!」
カズキ「お茶漬けでソーメンですか…?」
そんなの聞いたこともない。そんな表情をカズキは浮かべた。 
加賀「疑うんやったら試してみ!」
そう言われて博とカズキは加賀の言う素麺茶漬けに挑戦した。
カズキ「………美味しい!」
博「本当だ…。」 
二人とも意外な美味しさに驚きを隠せないでいる。 
加賀「どや!うまいやろ〜!!普通のつゆやと水加減で辛うなったり薄うなったりで大変やけどお茶漬けの素やとサッパリしてて食べ易いんや!前何かの番組で紹介しとったんや。それ以来ウチでソーメンはこれが定番や。…って二人とも聞いてんか!?」
博「悪い、うまくてそれどころじゃねえ。」
カズキ「美味しい食べ方教えてくれて有難うございます。」
< 51 / 61 >

この作品をシェア

pagetop