神消し
カズキがそれから目を覚ましたのは暗くなってからだ。そばの時計塔を見上げると20時を回っていた。
カズキ(イケナイ!お婆さんが心配してるかも!!)
制服に着替えていなかったカズキは教員達が帰ってしまっていることに気が付き着替えるのはあきらめた。
校門に近い校舎の前を通ると淡い紫色の光が目に入ってきた。無意識の内にカズキは光の方向に歩んでいた。
カズキ(何だろう…?)
物陰から、光が放たれている場所を覗いてみた。
光の中に人の形がうっすらと見えてくる。その瞬間、光は消え、人がはっきりとその場にいた。
カズキ(一体どおゆう事…??)
カズキは不安と恐怖で動けなかった。いや、むしろ動かないほうがいいと思ったのだろう。相手に気付かれないよう、身を潜めた。しかしそれも無駄だった。相手はとっくに気付いており、カズキに声をかけた。
「おい。そこで何してる?」
カズキ「…!?」
「何もしないぞ?出てきたらどうだ?」
カズキ(イケナイ!お婆さんが心配してるかも!!)
制服に着替えていなかったカズキは教員達が帰ってしまっていることに気が付き着替えるのはあきらめた。
校門に近い校舎の前を通ると淡い紫色の光が目に入ってきた。無意識の内にカズキは光の方向に歩んでいた。
カズキ(何だろう…?)
物陰から、光が放たれている場所を覗いてみた。
光の中に人の形がうっすらと見えてくる。その瞬間、光は消え、人がはっきりとその場にいた。
カズキ(一体どおゆう事…??)
カズキは不安と恐怖で動けなかった。いや、むしろ動かないほうがいいと思ったのだろう。相手に気付かれないよう、身を潜めた。しかしそれも無駄だった。相手はとっくに気付いており、カズキに声をかけた。
「おい。そこで何してる?」
カズキ「…!?」
「何もしないぞ?出てきたらどうだ?」