【企】笑う角には愛がある?!
急いで階段を駆け降りる。


「おまたせ~!って・・・。」

あたしの目にはもう、じゅんちゃんは映っていなかった。


「ゆー、・・・じゅんちゃんは?」


「あの人、さっき彼女から電話来て帰ったよ。」

あっけらかんと話す柚の手には、あたしが食べるはずだったケーキが乗っていた。


なぜだかそれが無償にイラつき、あたしは柚からそれを奪うと、無理やり口に押し込んだ。



「うげっ、こいつほんとに女かよ・・・。」
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