【企】エープリル・フール
告白したのに、エープリルフールだからと、嘘ついてごまかした私。


嘘を重ねて、抱いて!と頼んだ私がいた事。


タケルもそれに応じようとして

そして。


今も、タケルが好きだという事実を恵美に話した。


逃げるように走って、息を切らして入った、喫茶店にはバラードのBGMが流れていて胸を一層熱くさせるし。


「…恋って難しいよね?今は辛いけど、タケル先輩の事を、話してるちえが、輝いてみえるのは何故かな?」


泣きはらした目。


全然、可愛くないよ…。


「もう、近づいて傷つくのが、嫌なの……。」


「だけどさっ!タケル先輩の気持ち、聞いてないでしょ?
どうせ、傷ついているんだったら、もう一度気持ち伝えた方がいいんじゃない?」


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