恋いちご
私、恋いちご
私、恋いちごなの。


スキな人の前だと顔真っ赤にしちゃう。


それが、いちごにソックリでしょ?


だから、恋いちごなの。


~♪~♪~♪~♪


携帯が鳴る。


そして、1つしかない着信音。


・・・彼だ。


私は無愛想に話し始める。


「な、何?」


「いや、特にないけど」


「じゃあ電話してくんなよっ」


あぁ、私ってばか。


素直にいえばいいのに。


「俺…いつも会えないけどすき…だから」


「え?」


「!!…っバーカ!!」


「なっ!あんたもでしょーが!!」


一息ついて、2人して笑った。


ねぇ、覚えてる?


付き合った日に、イチゴ食べてさ。


あたしがいったの、覚えてる?










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