災い転じて恋となる★!?

「……へぇ」

「まぁ、その後服はちゃんと置いてきた
 から一件落着…」

「……」

…どうしよう奏の顔見れない

だって奏はちゃんとあたしのこと
心配してくれてた…

なのにあたしは奏のせいでこんな目にとか
コイツの気持ちも知らないで…

「…乙希?」

「……ひっく、ごっ、ひっく、めん、かっ、なで」

「ぉまっ!!なんで泣いてんだよ…悪いのは
 俺だろ…」

「だっ、てひっく…ぁた!!!!」

…まただ
奏はいつもあたしが泣くと優しく抱き寄せて
くれる…

「ぉ前が泣くからだぞ…バーカ////」



----…不思議…
奏の胸で泣いてるといつのまにか泣き止んじゃう…
心に暖かさを残して…

この気持ちは何なんだろう…
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