dreamrslovestory
禁断の出会い
「はぁぁぁぁ、眠い」
今日もいつもと同じ朝・・・
「紅莉!!何ノロノロしてんだよ!」
あぁぁうるさいっ!ほっといてよぉぉ
「はぁぁぁィ」
このやり取りもいつもと同じ、1日の始まり。
寝起きが悪いアタシはいつもお兄ちゃんに怒られてます。

今日はいい青空だっ!!

いつもするメイクは今日はもうパス、クロワッサン2個だけ
つまんで家を出た
「いってきます」
私は桜井紅莉、高校1年生。あっ さっき言い合いしてたお兄ちゃんは
裕輔、 今は新しい彼女ができたらしくて毎日張り切って家を出てる。

来週テストだ、どうしよ!大丈夫かな?どんな問題出るんだろ?
もしも難しくってボロボロだったら・・・
まぁ落ち着いて頑張らないと!

ガバッ・・・

「わぁっっ!」
すぅんごい勢いで手首をつかまれて引っ張られた。
見上げると・・・
「何考えてんの?俺いなかったら死んでるかもよ あんた。気を付けなよ!」
その人はちょっと髪が茶色くって・・・目がきれいでぱっちりしてて
身長が私より高くって・・・かっこよかった・・・

「ねぇ??何??」
「あぁぁぁ!スミマセン。」

気づけば人通りの多い交差点の横断歩道のど真ん中にいた。
きっとボーッとしながら赤信号なのに渡ってたんだ・・・

「えぇぇぇぇ!」

我にかえってすっごく自分を恥じた。
しかもさっきまでボーッてしてたからその人に手首持たれて
引っ張れたからすっごい彼氏と彼女みたいな大勢になってた。





< 1 / 11 >

この作品をシェア

pagetop