dreamrslovestory
今日は見事な晴天
気持いいくらいの・・・

横断歩道にはもう陸がいた
「おっせーぞ!」
「すみませぇん」
「うんッ!いこっか」
そう言って私たちは歩きだした                          日曜日の東京はやっぱり人が多いから必死に陸の背中を追いかけるだけで精一杯だった

「お邪魔しま~す」
陸の家は2階建ての洋風のきれいな家だった
それから陸の部屋でテレビを見ながら芸能人の話やテレビの話を1時間くらいした
よしっ そろそろ頑張らないと
でも陸を呼べない
いつの間にか振られるかもしれないって思ってきて馬鹿みたいに涙があふれてきた
「また泣いてる~~どうした?」
言わないと言わないと・・・
「グシュン・・・陸?私の話聞いてくれる?」
一言一言進めていくだけで今以下の関係になっちゃいそうで涙が止まらなかった
「うん いいよ」
「あのね出会った日から・・・やっ違う。」
一生懸命考えたセリフが頭の中から消えて語順がばらばらになっていく
「って言うか・・・やっ・・・うぅん・・・うぅんっとね・・・ぇぇ~・・・あのね」
「分かった分かった」
えっ??どういう意味?
「俺もそんなに鈍感じゃないからお前が泣いた日何となくわかったよ その時俺も自分の気持ちがわかった。それでお前の顔見て初めて守ってやりたいって思った。紅莉はすぐ泣く泣き虫だって知ったし・・・」
今は不安じゃない うれしくってうれしっくて涙が出てきた
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